Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

F

韓国

自ら進んで行動することで、留学生活がより快適に

Fさん

教育学部 学校教育教員養成課程学科
留学期間:2010年3月~2010年12月
留学先:崇實大学校

留学先大学について

大学の建物は、最近建て直したということもあり、ほとんどが新しく、快適に授業を受けられるような環境でした。大学の図書館は、毎日深夜まで開いているため、学生が多く通い、学習していました。地下には休憩室、5階には映画を見られる施設がありました。図書館の屋上に上ると、キャンパス全体を見渡せるので、とてもきれいな庭や、噴水を上から眺めることができます。

キャンパス内には食堂はもちろん、レストランやバーガーショップ、カフェ、本屋、ジム、売店などがありました。お勧めは木の階段です。そこには多くの学生が集まり、夜遅くまで談笑しているのをよく見ました。全てを見ることはできませんでしたが、このほかにも様々な施設があると思います。自ら進んで行動すること、また多くの友達をつくり、情報交換することで、留学生活がより快適になると思います。

学習面について

授業は、当たり前ですが、全て簡単な授業をとることもできます。たとえば日本語会話の授業などです。ですが、それでは何も自分の学習につながらないと思います。あえて、全て外国語で行われる授業をとり、自らその国の言葉に触れる機会を増やしていくことが大事だと思います。私は、韓国語で行われる授業の他に、英語の授業を受講していました。初めは授業内容が全く分からず、あせってしまいましたが、先生や学生たちが親切に手助けしてくれたこともあり、無事受講することが出来ました。

韓国の学生の学習量はものすごかったので、試験期間中は話しかけないほうがいいというような雰囲気でした。しかし、試験が終わると思い切り遊ぼうというようなところがとてもいいと思いました。また、自分の意見をはっきり述べる学生が多く、いつも圧倒されることばかりだったので、とてもいい刺激になりました。

語学堂で行われる韓国語の授業は週末を除き、毎日ありました。(級によって変わります。) 先生方は皆親切で、授業はアットホームな雰囲気でした。学生たちの交流も盛んで、私が一番楽しみにしていた時間でした。

生活について

私は、一般の方も住んでいるアパートで共同生活していました。ルームメイトは日本人もいましたが、外国の友達の方が多かったので、一番困った点はやはり言語でした。特に英語が共通語だったので、英語が得意ではない私は留学当初どうすればよいのか悩みました。しかし、間違っていても真剣に話を聞いてくれる人たちばかりだったので、伝えようとすることが大事だとわかりました。留学生同士の集まりは本当に楽しい思い出ばかりです。

学校の近くには、学生向けの食堂が多くありました。大きなスーパーやその他のお店は近くになかったので不便でもありましたが、地下鉄やバスを乗り継いで行くのも楽しみになりました。日本食が食べられる店が多くあり、日本食が恋しくなることはありませんでしたが、日本では普通に売っているものがなかったということもよくありました。そのような時は大体、他のもので代用出来たので、困ることはありませんでした。

住む場所は、アパートの他に寮がありました。私が留学に行ってすぐに完成したので、とても新しく、綺麗でした。しかし、規則が厳しすぎるというのが問題だったようです(門限や、友達を入れてはいけないなど)。

留学で得たこと

私は留学を通して、自分のやりたいと思ったことを、口に出したり、行動に起こしたりしないと損をするということを学びました。実際、私がやり残したことは多くあると思うからです。また、多くの外国の友達と関わることができたので、それぞれの国特有の考え方、また私たちと似ている点などを学ぶことが出来ました。外国の友達から教えてもらった、新しい知識や情報が、今でも役に立っています。留学を経験してからは、物事に対して嫌だと思うことはあっても無理だとは思わなくなりました。

後輩へのアドバイス

少しでも留学に興味を持ったら、留学について真剣に考えてみたほうがいいと思います。留学をすることによって、日本では決してできない経験ができるはずです。早めの段階からの決断、準備が必要ですが、実際に行くまでの間に不安になることも多いと思います。ですが、行ってしまえばその心配もなくなるはずです。そのくらいの価値があると思います。先のことを考えすぎず、行きたいと思う気持ちを大事にして欲しいです。